2017年、アメリカで初めて出会った飲み物KOMBUCHA（コンブチャ）なんですが、最初は飲んだ瞬間、、「まずっ！！」ってなりました。笑
「なんでアメリカのスーパーにはこれほどKOMBUCHAの売り場のスペースがあるんだろう？」って思いました。笑
それが数ヶ月後にはめちゃくちゃ大好きな飲み物に！
コーヒーとか、ビールみたいに、飲めば飲むほど良さがわかる感覚っていうんですかね！
多少高くてもKOMBUCHAを選んでしまうくらい、美味しくて、おしゃれで、体にもありがたい飲み物だと個人的には思ってます♡
巷では、美容とかダイエット目的で飲んでる人も多いみたいですよね。
とはいえ私もコンブチャを飲むメリットは復習しないと忘れてしまうので、4年くらい前のちょっと古い情報にはなりますが、「科学的根拠に基づいた、体に嬉しい期待できることのトップ8」の記事の内容をまとめておきたいと思います。
Contents
KOMBUCHA(コンブチャ）とは
コンブチャは、何千年も前から飲まれている発酵茶です。
紅茶と同じような健康効果があるだけでなく、健康に有益なプロバイオティクスが豊富に含まれています。
プロバイオティクスは、聞かれたことがあると思いますが、私たちの体の中にもともと存在している細菌だったり、もしくはそれと似たような働きをしてくれる微生物です。
コンブチャには抗酸化物質も含まれていて、有害な細菌と闘ったり、いろんなタイプの病気の治癒を助けるかもしれないとも言われています。
消化促進、抗炎症、体重減少などプロバイオティクスのような働き
コンブチャに含まれる細菌には、消化促進、抗炎症、さらには体重減少など、健康面でいろんな嬉しい働きが期待できるんです。
そもそもコンブチャは、発酵させたお茶の一種。
紅茶や緑茶に特定の菌株のバクテリア、酵母、砂糖を加え、1週間以上発酵させることで作られます。
この過程で、細菌と酵母が液体の表面にキノコのような膜を作ります。
コンブチャが 「紅茶キノコ 」とも呼ばれたりするのはこのためです。
この塊は、SCOBY（スコビー）と言われるもので、コンブチャの発酵に使われます。
発酵の過程で、酢酸とか、いろんな酸性の化合物、微量のアルコール、炭酸を発生させるガスが作られるんですけど、この混合物に大量の細菌が繁殖するんです！
実際のところ、コンブチャのプロバイオティクス効果を示す証拠はまだないんですが、プロバイオティクス機能を持つと考えられている数種類の乳酸菌が含まれています。
このため、コンブチャを食生活に取り入れると、いろんな面で健康が改善されるかもしれないんです。
体重減少や血糖値コントロールなど緑茶のような働き
緑茶を定期的に飲むと、消費カロリーが増え、お腹の脂肪が減り、コレステロール値が改善され、血糖値のコントロールに役立つなどの研究結果があります。
また、緑茶を飲むと前立腺がん、乳がん、結腸がんのリスクが減少するという研究結果もあります。
それは緑茶には、体内で強力な抗酸化物質として機能するポリフェノールなどが多く含まれているからです。
緑茶から作られたコンブチャには、同じ植物化合物が多く含まれてるので、おそらく同じ効果が期待できると言われています。
つまり、体重減少や血糖値コントロールなど、緑茶そのものと同じ健康効果をもたらす可能性があると言えるんです。
抗酸化（特に肝臓への抗酸化作用）
そもそも抗酸化物質は、細胞を損傷する可能性のある反応性分子であるフリーラジカルと戦う物質。
サプリメントでも摂れますが、食品や飲料から摂取する抗酸化物質の方がより健康に良いと、多くの研究者に考えられています。
コンブチャは、特に緑茶で作られた場合、肝臓への抗酸化作用が期待できるみたいです。
ラットの研究では、コンブチャを定期的に飲むと、有毒化学物質による肝臓の毒性が減少し、場合によっては少なくとも70％減少することが一貫してわかっています。
このトピックに関するヒトの研究はまだありませんが、肝臓疾患を持つ人たちにとって有望な研究分野であると考えられています。
感染症の原因となるバクテリアを殺菌してくれる働き
コンブチャの発酵中に生成される主な物質の1つは酢酸で、これはお酢にも豊富に含まれています。
お茶に含まれるポリフェノールと同じように、酢酸は多くの潜在的に有害な微生物を殺菌ことができるんです。
紅茶や緑茶から作られたコンブチャには、特に感染症の原因となる細菌やカンジダ酵母に対する強い抗菌作用があるようです。
こういった抗菌作用は、望ましくない細菌や酵母の増殖を抑制するんですが、コンブチャの発酵に関わる有益なプロバイオティクス細菌や酵母には影響を与えません。
ただ、こういった抗菌作用の実際の健康への関連性はまだ証明されていないようです。
心臓病リスクを低減する可能性
ラットの研究によると、コンブチャは心臓病の2つのマーカーである「悪玉」LDLと「善玉」HDLコレステロールを、わずか30日で大幅に改善することができたそうです。
さらに、お茶（特に緑茶）は、心臓病の原因と考えられているLDLコレステロール粒子の酸化も防いでくれると言われています。
実際、緑茶を飲む人は心臓病を発症するリスクが最大で31％低く、このことはコンブチャを飲む人にも同じようなことが言えるかもしれません。
糖尿病の予防に役立つ可能性
糖尿病ラットの研究では、コンブチャが炭水化物の消化を遅らせ、血糖値を下げることがわかっています。
また、肝臓や腎臓の機能も改善されたようです。
緑茶から作られたコンブチャは、緑茶自体が血糖値を下げることが示されているので、さらに有益である可能性が高いと言われています。
実際、約30万人を対象としたレビュー研究では、緑茶を飲む人は、糖尿病になるリスクが18％低いこともわかっています。
血糖値コントロールに対するコンブチャの効果を調べるには、さらなるヒトでの研究が必要です。
がん予防に役立つ可能性
試験管を使った研究では、コンブチャは高濃度のお茶のポリフェノールと抗酸化物質によって、がん細胞の成長と拡散を防ぐという結果が出たみたいです。
ただ、お茶のポリフェノールの抗がん作用がどのように作用するかは、まだよく分かっていません。
それでも、ポリフェノールが遺伝子の変異やがん細胞の増殖をブロックする一方で、がん細胞の死滅を促すとは考えられています。
このため、お茶を飲む人が一般的にがんになる可能性がかなり低いと言われています。
ただ、コンブチャに人に対する抗がん作用があるかどうかは確認されていなので、あくまで可能性です。
正しく作れば健康的
コンブチャは、多くの健康効果が期待できるプロバイオティクスが豊富なお茶です。
お店で購入することもできますし、実は自宅で自分で作ることもできます。
ただ、自分で作る場合は注意が必要です。
汚染されたコンブチャや過発酵のコンブチャは、深刻な健康問題につながったり、死に至ることもあります。
自家製コンブチャには最大3％のアルコールが含まれている場合があります。
より安全なのは、店舗やオンラインでコンブチャを購入することです。
ただ購入する場合も、原材料を確認して、砂糖が多く含まれているブランドなどは避けるようにしましょう。
まとめ
コンブチャは、慢性的でいろんな健康問題の治療に役立つと多くの人に信じられています。
ただ、コンブチャの効果に関するヒトでの研究はまだまだ少なくて、その健康効果に関するエビデンスは限られています。
これに対し、コンブチャに含まれる「お茶」や「プロバイオティクス」の効果については、十分なエビデンスがあります。
日本では、限られたところでしか買えなかったり、効果だったりするので、改めて緑茶を習慣的に飲もうと感じました！
“8 Evidence-Based Health Benefits of Kombucha Tea” healthline(2022/06/11)
https://www.healthline.com/nutrition/11-super-healthy-probiotic-foods#TOC_TITLE_HDR_13
「プロバイオティクスについて知っておくべき5つのこと（5 Things To Know About Probiotics）」 厚生労働省(2022/06/11)
https://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/communication/c03/07.html#:~:text=%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%81%A8%E3%81%AF,%E3%81%A8%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
